オルゴールについて

オルゴールの歴史

~オルゴールは歴史と共に、その役割も変遷してきました~

人々に時を告げる

中世ヨーロッパで大きな時計搭に組み込まれ、町中の人々に時を告げる鐘:「カリヨン①」がオルゴールの原型とされ、その後、ゼンマイの発明・時計の進化による小型化と共に、カリヨンの大きな鐘は小型のベルに替わり、さらに 「くし歯」 を用いた現代に引き継がれるオルゴールの形となりました。オルゴールは時計の一部分として<時報装置>の役割を果たしました。

いつでも自由に音楽を

「いつでも自由に音楽を聴きたい!」当時の人々の夢・願いがオルゴールの技術の発達を促し、時計から離れ<自動演奏楽器>として一人立ちしていきます。オルゴールは唯一のオーディオ装置として全盛期を迎えます。この時代の物が<アンティークオルゴール>として博物館などで今も活躍しています。弊社も90台ほど保有しています。スイスを中心に作られた「シリンダオルゴール②」、その後ドイツで発明された「ディスクオルゴール③」がその美しい音色で人々を楽しませていた頃「蓄音機④」が発明され、オルゴールは音楽を伝え広める役割を終え、さらに第一次世界大戦の軍靴が迫ると共にその産業は衰退します。

14世紀ベルギーブリュッセルのニコラス・カーク塔に最初に設置されたといわれています。

「オルゴール」という言葉は日本語?!

南蛮貿易が盛んな頃、オランダ人により日本に、音楽時計やオルガンなどが持ち込まれ、日本人は音楽が流れる不思議な箱を「オルゲル」と覚えます。それが、訛って「オルゴール」となったようです。鋼鉄製の「くし歯」をはじいて音楽を奏でる本来のオルゴールは欧米では「MUSIC BOX」または「MUSICAL BOX」と呼ばれています。「オルゲル」はオランダ語で「オルガン」の意。「オルゴール」という言葉は和製蘭語で日本でしか通じません。

Sankyoと諏訪のオルゴールの歴史

太平洋戦争終戦の翌年1946年 諏訪で創業した三協精機(現 日本電産サンキョー)は2年後、オルゴールの開発に着手。でき上がった試作1号機6台(曲目「ちょうちょ」)は次々と くし歯が折れ、残った2台は「バケツの底をたたくような音」であったと語り継がれています。1948年(昭和23年)の暮れ、何とか500台の初出荷がなされました。その後、開発・生産技術力と全世界への販売網を通して、一時は世界シェアの90%以上を占めるに至ります。

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